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概要:来週の外為市場で、ドルは小動きとなりそうだ。クリスマスから年末に向けて取引量が少なくなるため、明確な方向感は見いだしにくい状況が続く。一方、薄商い下で値が振れやすいため、日銀政策修正の思惑がくすぶっている円相場は急変動に注意が必要だ。
12月23日 来週の外為市場で、ドルは小動きとなりそうだ。写真は2016年1月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee)
[東京 23日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドルは小動きとなりそうだ。クリスマスから年末に向けて取引量が少なくなるため、明確な方向感は見いだしにくい状況が続く。一方、薄商い下で値が振れやすいため、日銀政策修正の思惑がくすぶっている円相場は急変動に注意が必要だ。
予想レンジはドルが130―135円、ユーロが1.05―1.07ドル。
<みずほ証券 チーフ為替ストラテジスト ⼭本雅⽂氏>
海外勢を中心にクリスマス・年末の休暇シーズンとなるため、参加者が少なく動意薄となるかもしれない。とはいえ、26日に予定されている黒田東彦日銀総裁の講演や、28日公表の日銀金融政策決定会合における主な意見などで、金融政策の点検・検証や政府との「共同声明」改定に関する議論がある場合は、円高圧力になり得るとみている。
<てらす証券アドバイザーズ FXエバンジェリスト 遠藤寿保氏>
日銀は予想外の政策修正に踏み切ったが、利上げはまだ先のことで、一段の大幅な円高は予想しがたい。ドルは下押しがあっても、昨年安値から今年高値の半値押しとなる127.26円付近がテクニカル的なめどとなる。来年に向けて、当面は130円前後で値動きが落ち着くのではないか。
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