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概要:米国株式市場は3日続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制策が景気を後退させるとの懸念が強まった。週間ベースでも2週連続のマイナスとなった。
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は3日続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制策が景気を後退させるとの懸念が強まった。週間ベースでも2週連続のマイナスとなった。
米国株式市場は3日続落して取引を終えた。3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
この日発言したFRB幹部のコメントも懸念をあおった。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、FRBが来年、予想以上に政策金利を引き上げる可能性があるという見解を示した。また、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁も、政策金利がピークに達した後、約1年その水準にとどまると考えることは「合理的」と述べた。
アプタス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリマネジャー、デイブ・ワグナー氏は「ようやく市場が『悪いニュースは悪いニュース』と理解し始めたように感じられる。10月の底値以降、市場はFRBがうまく軟着陸できるという過ぎた楽観論を織り込み続けてきた」と指摘した。
週間では、ダウは1.66%、S&Pは2.09%、ナスダックは2.72%下落した。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、来年に少なくとも2回の25ベーシスポイント(bp)利上げと、年央までに約4.8%のターミナルレート(利上げの最終到達点)達成、来年末までには約4.4%への利下げを織り込んでいる。
世界の中央銀行の大半が引き締め政策を取っているため、今年の市場が「サンタクロース・ラリー」と呼ばれる年末の上昇を記録する見込みは薄くなっている。
ただ、市場は終盤に下げ幅を縮小した。株式先物やオプションなどの取引期限集中日だったことが市場の変動を高めたとみられる。
S&P500の主要11セクターは全て下落。不動産が2.96%超下落し、下げを主導した。
米メタ・プラットフォームズが2.82%上昇。JPモルガンが「ニュートラル」から「オーバーウエート」に投資判断を引き上げたことを好感した。
アドビも2.99%上昇した。第1・四半期の利益見通しが予想を上回った。
一方、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)
米取引所の合算出来高は172億8000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.47対1の比率で上回った。ナスダックでも1.66対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 32920.46 -281.76 -0.85 33166.4 33166.4 32654.
6 6 59
前営業日終値 33202.22
ナスダック総合 10705.41 -105.11 -0.97 10767.6 10833.2 10642.
4 4 10
前営業日終値 10810.53
S&P総合500種 3852.36 -43.39 -1.11 3890.91 3890.91 3827.9
1
前営業日終値 3895.75
ダウ輸送株20種 13738.04 -151.73 -1.09
ダウ公共株15種 963.24 -18.63 -1.90
フィラデルフィア半導体 2636.10 -25.31 -0.95
VIX指数 22.62 -0.21 -0.92
S&P一般消費財 1040.40 -18.41 -1.74
S&P素材 495.88 -2.06 -0.41
S&P工業 826.54 -4.01 -0.48
S&P主要消費財 778.10 -4.12 -0.53
S&P金融 558.05 -4.18 -0.74
S&P不動産 233.82 -7.14 -2.96
S&Pエネルギー 640.28 -8.60 -1.33
S&Pヘルスケア 1575.84 -22.51 -1.41
S&P通信サービス 160.14 -0.17 -0.11
S&P情報技術 2220.93 -28.53 -1.27
S&P公益事業 355.76 -6.01 -1.66
NYSE出来高 32.94億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27300 - 170 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27280 - 190 大阪比
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