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米ＩＣＥ、ガス取引拠点のＥＵ域外移転検討も 価格上限設定なら
概要：[ブリュッセル １５日 ロイター] - 米インターコンチネンタル取引所（ＩＣＥ）は、欧州連合（ＥＵ）がガス価格の上限設定で合意した場合、ガス取引拠点のＥＵ域外への移転を検討すると警告している。 ＥＵ
[ブリュッセル １５日 ロイター] - 米インターコンチネンタル取引所（ＩＣＥ）は、欧州連合（ＥＵ）がガス価格の上限設定で合意した場合、ガス取引拠点のＥＵ域外への移転を検討すると警告している。
ＥＵはガス価格の上限設定案の承認を目指し、１９日にエネルギー相会合を開く。
ＩＣＥは「合意された場合、耐性テストや徹底したリスク管理のための時間がないまま、市場補正メカニズム（価格上限）が顧客と市場インフラに課されることになる」と指摘。
「その場合、オランダのＴＴＦ市場が依然として存続可能かどうかを含め、あらゆる選択肢を検討することが市場運営を手掛けるＩＣＥの責任になる」とした。
ＴＴＦは、欧州で最も流動性が高いガス先物市場。
ＥＵの執行機関である欧州委員会は先月、ＴＴＦ期近物が２週間にわたり１メガワット時（ＭＷｈ）当たり２７５ユーロを超え、かつ１０日間にわたって液化天然ガス（ＬＮＧ）の基準価格より５８ユーロ高い場合に発動される価格上限を提案した。
ＥＵはこの案について交渉中で、一部の国は１ＭＷｈ当たり２００ユーロ以下というはるかに低い上限を求めている。
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