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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(135.47/48円)から小幅高の135.58/60円付近で推移している。需要イベントが一巡し、材料出尽くし感から、ドルの上値は重かった。
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(135.47/48円)から小幅高の135.58/60円付近で推移している。需要イベントが一巡し、材料出尽くし感から、ドルの上値は重かった。
12月15日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(135.47/48円)から小幅高の135.58/60円付近で推移している。
五・十日に伴い、仲値にかけては実需の売り買いが交錯。「現行の水準では国内の輸出企業、輸入企業のいずれも動きにくく、様子見姿勢が強かった」(国内銀行)という。その後は季節要因によるドル買い需要に支えられ、一時135円後半まで上昇した。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表された最新金利見通しやパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見の内容は、おおむねタカ派的と受け止められた。ドルは一時的に上昇したものの、米金利の低下を眺めて上げ幅を縮小した。
上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏は「FOMCは玉虫色で決め手にならなかった印象。利上げ継続が意識された一方、積極的な金融引き締めによる景気減速への懸念も強く、ドルの上昇を抑えた」とみる。
ドル指数は50日移動平均線と100日移動平均線がデッドクロスとなるなど売りシグナルが出ており、上値の重さが意識されている。また、日銀の政策修正を巡る思惑から円買いが入りやすいほか、来年春先にかけては米債務上限問題に絡むドル売りも出やすい。
クレディ・アグリコル銀行の資本市場本部シニア・アドバイザー、斎藤裕司氏は、「130円ー140円を中心としたレンジ相場が続く」とした上で、「レンジの下限を試しやすい状況になってくる」との見方を示した。
ユーロ/ドルは1.0656/60。今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会を控える中、ユーロ売り/ドル買いがやや優勢となった。ロイター調査によると、ECB理事会では中銀預金金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ2.00%とする見通し。
また、ECBはユーロ圏のインフレ率が今後3年間、目標の2%を上回ると予想してると、関係筋が明らかにしている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 135.58/60 1.0656/60 144.50/54
午前9時現在 135.33/35 1.0674/78 144.50/54
NY午後5時 135.47/48 1.0682/83 144.68/72
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