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概要:[9日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで上昇した。11月の米卸売物価指数(PPI)が予想をやや上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ対応に向け、緩やかなペースながらも利上げ
[9日 ロイター] -
<為替> ドルが対ユーロで上昇した。11月の米卸売物価指数(PPI)が予想をやや上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ対応に向け、緩やかなペースながらも利上げを継続するとの見方が広がった。
労働省発表の11月のPPI(最終需要向け財・サービス)は前月比0.3%上昇、前年比7.4%上昇。前年比、前月比ともに上昇率は市場予想を若干上回った。
市場では、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)直前に発表される消費者物価指数(CPI)も上振れするのではないかとの懸念が出ている。
BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者、イアン・リンゲン氏は11月のPPIについて「強い結果になった」とし、「市場では来週(のCPI)も同様の結果になることが警戒されている」と述べた。
ユーロは0.1%安の1.05465ドル。ただ週間ベースでは3週連続での上昇となる見通し。
英ポンドは0.3%高の1.2273ドルと、4日ぶり高値を更新。英政府はこの日、金融セクターを改革する30の施策を発表。世界有数の金融センターとしての地位維持に向けた取り組みで、欧州連合(EU)加盟中の「負担の大きい」規則の撤廃も盛り込んだ。
来週はFRBのほか、欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中央銀行)も政策決定会合を開催。利上げペースの鈍化が予想されている。
MUFGの外為アナリストは、金利は来年早々にピークを付けるとの見方が織り込まれる中、主要通貨のボラティリティーの水準は長期的な平均に向けて収束しつつあると指摘。「市場価格は大部分の中央銀行が来年第1・四半期に利上げを停止すると示唆する水準にあり、金利のターミナルレート(最終到達点)に近づいていることが示唆されている。これがボラティリティー低下の一因になっている」とした。
ドルは対円で0.2%安の136.46円。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.5%安の1万7142ドル。一時は1万7353ドルと、4日ぶり高値を付けた。
<債券> 米債利回りが上昇した。11月の米卸売物価の伸びが予想を上回ったほか、消費者信頼感が改善したことを受け、政策金利が長期にわたり高止まりするとの見方が強まった。
ただ、卸売物価の前年比の伸びは鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを鈍化させる余地が十分にあることが示唆された。
レイノルズ・ストラテジーのチーフ市場ストラテジスト、ブライアン・レイノルズ氏は「インフレは間違いなく鈍化傾向にあり、一段と鈍化するだろう」とし、米債利回りの上昇は反射的な反応とした。
米労働省が9日発表した11月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇した。前年比は7.4%上昇、10月の8.1%から鈍化し、伸びは2021年5月以降で最小だった。ロイターがまとめた市場予想は、前月比0.2%上昇、前年比7.2%上昇だった。
LPLフィナンシャル(ノースカロライナ州シャーロット) のチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「卸売物価の伸び鈍化はインフレ環境が改善する前兆だ」と指摘。「FRBは来週、利上げペースを鈍化させ、23年もその基調を続けるだろう。ただ、卸売物価の月次の伸びは引き締め継続の必要性を示している」と述べた。
米ミシガン大学が9日発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)が59.1と前月の56.8から上昇し、市場予想の56.9も上回ったことも米債利回りを押し上げた。
10年債利回りは9.1ベーシスポイント(bp)上昇の3.583%。30年債利回りは12.2bp上昇の3.575%。
2・10年債の利回り格差はマイナス75.6bpに縮小。
2年債利回りは2.2bp上昇の4.333%だった。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、2年物が前日の2.407%から2.345%に低下。5年物は2.411%から2.370%に、10年物も2.307%から2.285%に低下した。
<株式> 反落して取引を終えた。投資家は経済指標を消化し、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が0.50%ポイントの利上げを行うとみている。
米労働省が発表した11月の卸売物価指数(PPI)は前年比、前月比ともに上昇率が市場予想を若干上回った。ただ基調的には減速の傾向を示している。
一方、米ミシガン大学が発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)は前月から上昇し、消費者心理の改善を示した。また、1年先のインフレ期待は4.6%と前月から低下し、15カ月ぶりの低水準となった。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む0.50%ポイント利上げの確率は77%、0.75%ポイント利上げの確率は23%。この日の経済指標発表後でもほとんど変化していない。
カナダのスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカが約13%急落。クリスマス商戦を含む第4・四半期の売上高見通しが市場予想を下回った。
米動画配信サービス大手・ネットフリックスは3.1%上昇。ウェルズ・ファーゴが「イコールウエート」から「オーバーウエート」に投資判断を格上げした。
米半導体大手ブロードコムは2.6上昇。市場予想を上回る第1・四半期(2022年11月─23年1月)売上高見通しを示した。
S&P主要11セクターのうち10セクターが下落した。エネルギーやヘルスケアの下落が目立った。
週間では、S&P500が3.4%、ダウが2.8%、ナスダック総合が4%、それぞれ下落した。
米取引所の合算出来高は99億株。直近20営業日の平均は109億株。
<金先物> 4日続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比9.20ドル(0.51%)高の1オンス=1810.70ドル。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで様子見気分が強かったものの、前日までの騰勢を維持し、1800ドルの心理的な節目を上回って推移した。市場関係者によると、世界的な景気後退(リセッション)に対する警戒感が根強く、安全資産として金を買う動きもあった。
<米原油先物> 米欧などの景気が減速しエネルギー需給が緩むとの警戒感から、6営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物は前日清算値(終値に相当)比0.44ドル(0.62%)安の1バレル=71.02ドルとなり、2021年12月中旬以来、約1年ぶりの安値となった。2月物は0.37ドル安の71.21ドル。
ドル/円 NY終値 136.56/136.59
始値 135.83
高値 136.89
安値 135.62
ユーロ/ドル NY終値 1.0530/1.0534
始値 1.0553
高値 1.0566
安値 1.0508
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 107*29.00 3.5679%
前営業日終値 110*03.50 3.4550%
10年債(指標銘柄) 17時05分 104*15.00 3.5856%
前営業日終値 105*08.50 3.4930%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*14.75 3.7721%
前営業日終値 100*23.50 3.7120%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*09.38 4.3422%
前営業日終値 100*11.25 4.3120%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 33476.46 -305.02 -0.90
前営業日終値 33781.48
ナスダック総合 11004.62 -77.39 -0.70
前営業日終値 11082.00
S&P総合500種 3934.38 -29.13 -0.73
前営業日終値 3963.51
COMEX金 2月限 1810.7 +9.2
前営業日終値 1801.5
COMEX銀 3月限 2371.7 +47.1
前営業日終値 2324.6
北海ブレント 2月限 76.10 ‐0.05
前営業日終値 76.15
米WTI先物 1月限 71.02 ‐0.44
前営業日終値 71.46
CRB商品指数 266.2759 ‐0.1245
前営業日終値 266.4004
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