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概要:米医薬品受託製造のエマージェント・バイオソリューションズは6日、医療用麻薬「オピオイド」の過剰摂取が疑われる際の治療で米食品医薬品局(FDA)から承認されている噴霧点鼻薬「ナルカン」について、処方箋不要の市販薬としての承認をFDAが優先的に審査すると発表した。
12月6日、米エマージェント・バイオソリューションズは、「オピオイド」の過剰摂取が疑われる際の治療でFDAから承認されている噴霧点鼻薬「ナルカン」について、処方箋不要の市販薬としての承認をFDAが優先的に審査すると発表。写真は「ナルカン」。ペンシルベニア州で2017年8月撮影(2022年 ロイター/Adrees Latif)
[6日 ロイター] - 米医薬品受託製造のエマージェント・バイオソリューションズは6日、医療用麻薬「オピオイド」の過剰摂取が疑われる際の治療で米食品医薬品局(FDA)から承認されている噴霧点鼻薬「ナルカン」について、処方箋不要の市販薬としての承認をFDAが優先的に審査すると発表した。
FDAは数週間前、ナルカンの成分について、一定の形態で一般販売した場合にも安全性と有効性を維持できるかもしれないとの見解を示していた。
市場関係者によると、優先審査の対象になれば来年3月29日までに判断が出ることになり、こうした成分タイプのオピオイド治療薬で処方箋なしの販売が連邦レベルで許可される最初の例になる可能性がある。現状で一部州の州法はナルカンのような薬の販売を禁止している。
米政府統計の推計によると、昨年のオピオイドなどの過剰摂取による死亡は10万人超で、前年から15%近く増えている。
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