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概要:[マニラ 6日 ロイター] - 世界銀行は6日、フィリピン経済の2023年の成長率見通しを従来の5.8%から5.7%に引き下げた。インフレ高進や金利高による内需下押しで今年の高成長から失速すると見込ん
[マニラ 6日 ロイター] - 世界銀行は6日、フィリピン経済の2023年の成長率見通しを従来の5.8%から5.7%に引き下げた。インフレ高進や金利高による内需下押しで今年の高成長から失速すると見込んだ。
フィリピン政府は5日に23年の経済成長率目標を6.5─8.0%から6.0─7.0%に引き下げたと明らかにしていたが、世銀の見通しはこれを下回った。
世銀は23年の予測について「消費需要が低下し、インフレが高止まりするとともに金利高が家計支出や投資の足かせになるとの想定に基づいている」と説明した。
22年については7.2%の高成長を予測。1─9月期の好調な実績を踏まえて従来予想の6.5%から大幅に引き上げた。
世銀のシニアエコノミスト、ラルフ・バンドーン氏は、フィリピンは経済成長を維持するために高インフレの影響に対処し、財政状態を健全に保ち、生産性向上に向けて医療・保険や教育、農業への投資を継続する必要があると指摘した。
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