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概要:[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した11月のマネタリーベースの平均残高は、前年比6.4%減の616兆8203億円となった。新型コロナウイルス対応特別オペの貸付残高が前年対比で大幅に減少す
[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した11月のマネタリーベースの平均残高は、前年比6.4%減の616兆8203億円となった。新型コロナウイルス対応特別オペの貸付残高が前年対比で大幅に減少する中、3カ月連続で前年比マイナスとなった。ただ、前年同月にマネタリーベースが減少したこともあり、減少幅は前月の6.9%を下回った。
内訳は、日銀当預が8.5%減の491兆2501億円。減少幅は前月の9.0%から縮小した。紙幣は2.9%増の120兆7098億円。貨幣は3.8%減の4兆8604億円で、現金両替時の手数料徴収が広がる中、11月も過去最大の減少率を更新した。
11月末のマネタリーベース残高は619兆9117億円で、前月の620兆8632億円を下回った。日銀当座預金は494兆1061億円だった。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。
(和田崇彦)
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