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概要:日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス51となった。前回8月調査(マイナス40)から悪化し、調査を開始した2015年2月以降で最低と水準なった。イールドカーブ・コントロール(YCC)の下で10年金利0.25%での抑制が続く中、市場機能の悪化が続いている。
12月1日 日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス51となった。
[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス51となった。前回8月調査(マイナス40)から悪化し、調査を開始した2015年2月以降で最低と水準なった。イールドカーブ・コントロール(YCC)の下で10年金利0.25%での抑制が続く中、市場機能の悪化が続いている。
機能度判断DIは機能度が「高い」と答えた割合から「低い」と答えた割合を差し引いた数字で、マイナスの数字が大きいほど市場機能が低下していると判断している市場参加者が多いことを意味する。調査期間は11月1─8日、日銀の国債売買オペ先や大手機関投資家など69社を対象に調査を行った。
値動きや流動性、市場参加者のリスクテイク姿勢が反映されるビッド・アスク・スプレッド判断DIは前回のマイナス28からマイナス45に大きく悪化し、調査開始以来で最低となった。スプレッドが「ワイドである」との回答が48%と前回の32%から大きく増えた。日銀の担当者は、超長期ゾーンのボラティリティー拡大や債券先物と現物の価格差、市場参加者の価格目線の違いなどが影響したと指摘した。
機能度判断DIのうち「3カ月前と比べた変化」はマイナス48で、20年5月調査以来の低水準。
<超長期金利の見通し、大幅に引き上げ>
金利見通しでは、長期金利(新発10年国債利回り)の先行き見通しの中央値が22年度末で0.25%(前回は0.25%)、23年度末で0.30%(同0.30%)、24年度末で0.40%(同0.35%)。24年度末の見通しが前回を上回った。
超長期ゾーンは軒並み見通しが大きく引き上げられた。20年債利回りでは、22年度末が1.10%(同0.90%)、23年度末が1.20%(同0.95%)、24年度末は1.25%(同1.00%)。30年債利回りでは、22年度末が1.50%(同1.20%)、23年度末は1.55%(同1.30%)、24年度末が1.60%(同1.40%)。
(和田崇彦 編集:田中志保)
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