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概要:シミックホールディングス<2309>(東証プライム)は、前日17日に7円高の1669円と5営業日続伸して引け、今年11月10日に突っ込んだ直近安値1554円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年1
シミックホールディングス<2309>(東証プライム)は、前日17日に7円高の1669円と5営業日続伸して引け、今年11月10日に突っ込んだ直近安値1554円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年11月8日に9月期業績を発表し、合計4回も上方修正した前2022年9月期業績から一転して今2023年9月期業績を大幅減益転換と見込み、市場コンセンサスを下回ったことが嫌われ直近安値まで269円安と売られた。ただ、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が再び増加し、「第8波」の懸念が強まっていることから、防疫関連株として下げ過ぎ修正買いが増勢となった。前期純利益も、期初に微増益と保守的に予想されたものが、4回の上方修正を受けて10期ぶりに過去最高を更新しており、再現期待も底流している。
■前期業績を4回も上方修正したワクチン接種支援業務の反動減を慎重に見込む
同社の前2022年9月期業績は、今年11月4日に4回目の上方修正が行われ、純利益は、今年7月の再々上方修正値より38億8700万円引き上げられ83億8700万円(前々期比4.14倍)で着地し、2012年9月期の過去最高(22億4100万円)を大幅に更新した。ヘルスケアソリューション事業の売り上げが、ワクチン接種の支援業務などの大幅な増加で310億700万円(同72.7%増)、営業利益が86億6000万円(同2.74倍)となったことなどが要因となった。
今2023年9月期業績予想は、前期業績の4回目の上方修正のわずか2営業日後の11月8日に発表され、売り上げ950億円(前期比12.4%減)、営業利益50億円(同57.8%減)、経常利益47億円(同65.1%減)、純利益29億円(同65.4%減)と大幅減収減益転換を見込んだ。ワクチン接種支援業務の反動減を慎重に見積もったことが要因となっており、市場コンセンサスを下回った。ただコロナ感染症は、この年末年始を前に「第8波」の感染拡大期に入り、政府の感染対策も、行動制限なしのワクチン接種に軸足を置いていることからも上ぶれ展開の可能性も残る。前期純利益も、期初予想の20億5000万円(前々期比1.3%増)が4回の上方修正を経て最終的に83億8700万円と期初予想を4倍も拡大させて着地しており、この何分の1かの再現も期待される。
■減収益予想でもPERは10倍、PBRは0.9倍と割安で高値奪回へ弾み
株価は、年初来安値1330円から前期業績の3回目の上方修正で1688円までリバウンドし、感染拡大の「第7波」の収束に期末の配当権利落ちも重なり1500円へ再調整した。同安値から下げ過ぎ修正で底上げし、前期業績の4回目の上方修正で年初来高値1823円へ急伸し、今期業績の減収減益転換予想で反動安となり1554円まで売られほぼ往って来いとなった。ただ今期業績の減収減益転換予想ベースでもPERは10.19倍、PBRは0.92倍、年間配当利回りは2.99%と割安であり、年初来高値奪回へ弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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