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概要:[シドニー 16日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は16日に発表したオーストラリア経済に関する年次報告書で、住宅価格の下落などの下振れリスクにより来年大幅な減速が見込まれるが、インフレ抑制に向
[シドニー 16日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は16日に発表したオーストラリア経済に関する年次報告書で、住宅価格の下落などの下振れリスクにより来年大幅な減速が見込まれるが、インフレ抑制に向けた金融・財政引き締め策を継続すべだとの考えを示した。
同国経済の新型コロナウイルス禍からの回復は先進国の中でも特に力強く、今年は3.7%の成長が見込まれるとした。
ただ、金利上昇やインフレ高進、輸出の伸び悩み、住宅価格の下落を踏まえると、2023/24年度の成長率は1.7%に減速すると予想した。
「世界経済の減速と堅調な国内バッファーの間で経済はソフトランディング(軟着陸)へと向かっている」と指摘した。
その上で「内需バランスを取り戻し、インフレ期待を安定させるため、継続的な金融・財政政策の引き締めが必要だ」と説明した。
さらに、労働党新政権による気候変動対策強化を歓迎するとした。
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