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Ｓ＆Ｐグローバル・レーティング、米ＳＥＣへ和解金 利益相反で
概要：[ワシントン １４日 ロイター] - 米証券取引委員会（ＳＥＣ）は１４日、利益相反規則違反で起訴した格付け会社Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングが２５０万ドルの和解金を支払うことで合意したと発表した。
[ワシントン １４日 ロイター] - 米証券取引委員会（ＳＥＣ）は１４日、利益相反規則違反で起訴した格付け会社Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングが２５０万ドルの和解金を支払うことで合意したと発表した。
ＳＥＣによると、Ｓ＆Ｐの社員は２０１７年８月、５日間にわたりセールスやマーケティング上の配慮が信用格付け決定に影響を与えることを防ぐために設けられた規則に抵触した。Ｓ＆Ｐの商業担当社員は同年７月、ある発行体の大型住宅ローン担保証券取引の評価と格付け付与を担当する同僚に圧力をかけようとしたという。
ＳＥＣは、同社の商業担当社員が「セールスやマーケティング上の配慮に影響される時期に格付け手続きの参加者となった」と指摘した。
Ｓ＆ＰはＳＥＣの指摘に肯定も否定もせず、「格付け手続きの完全性、規制上の義務の順守、高い質の独立した信用格付けを守るための厳格な手続きの維持に引き続き尽力する」と表明した。
ＳＥＣに登録されている格付け機関は、販売やマーケティングに関する全ての考慮事項が信用格付けに影響しないようにすることが義務付けられている。
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