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概要:米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年比伸び率が7.7%で9月の8.2%から減速し、ロイターがまとめた市場予想(8.0%)も下回った。インフレがピークアウトした兆しを示し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを落とす可能性がある。
[10日 ロイター] - 米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年比伸び率が7.7%で9月の8.2%から減速し、ロイターがまとめた市場予想(8.0%)も下回った。インフレがピークアウトした兆しを示し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを落とす可能性がある。
米労働省が10日発表した10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年比伸び率が7.7%で9月の8.2%から減速し、ロイターがまとめた市場予想(8.0%)も下回った。 市場関係者の見方は(2022年 ロイター/Mario Anzuoni)
市場関係者の見方は以下の通り。
●市場は過剰反応か、コア前月比鈍化が続くか焦点
<りそなホールディングス チーフストラテジスト 梶田 伸介氏>
10月の米CPIは、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数の前月比で0.3%上昇(9月は0.6%上昇)に伸びが鈍化したことがポイントだ。0.2%から0.3%の上昇率であれば、年率換算で2─3%になる。FRBの利下げも視界に入る水準だ。
ただ、あくまで単月の数字であり、この水準が継続するかを見極めなければならない。インフレの中心はエネルギーや財から、サービスに移っているが、サービス関連は10月CPIでも明確な鈍化の兆しはみられなかった。
FRBは高めの金利水準を続けることでインフレを抑える姿勢を取っている。10月CPIだけではそのスタンスは変わらないだろう。
米金利低下に追随し円債金利も低下しそうだが、米市場は11日が休場(ベテランズデー)ということもあって過剰に反応している可能性もある。
●利上げペース落ち着きへ
<カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏>
大きな安堵(あんど)感を得た。中古車価格や家賃の下落など、インフレが転機を迎える兆候が見られていたが、政府統計で確認できたことは喜ばしい。
12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイント(bp)利上げの可能性が高まり、年初来、極端にタカ派的だったFRBの姿勢をある程度落ち着かせることができる。
●12月0.50%利上げの後は一旦停止
<スパルタン・キャピタル・セキュリティーズ(ニューヨーク)のチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディロ氏>
コア指数が鍵で、インフレがピークを付けつつあることが示された。これは歓迎すべきニュースだ。継続すれば、FRBは近く利上げを一旦停止するだろう。
これまでの利上げにより消費者の節約志向が高まり、物価上昇が緩和するなど、経済に影響が出始めている。
FRBは12月の会合で0.50%ポイントの利上げを実施し、その後は利上げを停止する可能性が出てきた。
●インフレサイクルに転機=MUFG
今回のCPIでドル売りモメンタムが強まった。
インフレサイクルに転機が訪れ、FRBが12月に利上げペースを緩める可能性があるという確信を市場にもたらした。
*内容を追加しました
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