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ロシア、短期的なインフレリスクは均衡＝中銀総裁
概要：[モスクワ １０日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は１０日、インフレとディスインフレのリスクは短期的に均衡していると述べ、来月の会合で政策金利を変更する可能性が低いことを示唆した。
[モスクワ １０日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は１０日、インフレとディスインフレのリスクは短期的に均衡していると述べ、来月の会合で政策金利を変更する可能性が低いことを示唆した。
中銀は先月、政策金利を７．５０％に据え置いた。インフレ期待が高まっているとし、部分動員令に起因する長期的な物価押し上げへの警戒を示した。
中銀は２月２４日のウクライナ侵攻開始直後に政策金利を９．５％から一気に２０％に引き上げたが、その後６回利下げした。
総裁は、来月の金利水準についてどのような決定を下す可能性があるかとの記者団からの質問に対し、短期的にはインフレとディスインフレのリスクは均衡していると指摘。
「金融政策は中立的な領域にあり、われわれの予測では金利は２０２３年に同水準にとどまるか、上昇あるいは低下するかのいずれかになると想定している」と語った。
中銀は９月に発令され１０月に完了した部分動員について、消費者需要の抑制と供給サイドの制約により、ディスインフレとインフレの両方のリスクをもたらす可能性があるとこれまでに指摘している。
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