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概要:[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシア統計局が7日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比5.72%増と、1年余りぶりの高成長を記録した。 投資と政府支出が改善した。ただ、市場予
[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシア統計局が7日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比5.72%増と、1年余りぶりの高成長を記録した。
投資と政府支出が改善した。ただ、市場予想は下回った。
伸び率は第2・四半期の5.44%から加速。ロイターがまとめた市場予想の5.89%は下回った。
季節調整前の前期比では1.81%増。市場予想の1.62%より大幅な伸びを示した。
<資源国の強み、輸出増勢続く>
インドネシアは資源価格高による輸出の好調が1年以上続いており、2022年の輸出収入は過去最高を更新すると見込まれている。これが市場の安定と経済成長を支えてきた。
第3・四半期の投資は前年比4.96%増と、約1年ぶりの高い伸びを記録。第3・四半期は政府支出の減少ペースも鈍化した。
輸出は前年比で22%近く増加。前四半期は20%弱の増加だった。
製造、輸送、倉庫、接客部門の成長も加速した。
ただ世界的な金融引き締めとインフレリスクを背景に今後の見通しは不透明。中国経済の減速や国内の利上げも見通しを圧迫する要因になりかねない。
メイバンク・インドネシアのエコノミストは「世界経済の低迷やインフレ圧力に伴う購買力の伸び悩みを背景に第4・四半期の国内経済活動は縮小する傾向にあるだろう」と指摘。第3・四半期のGDPは「強かった」が、これは新型コロナウイルス規制の緩和で経済活動が正常化したためだと述べた。
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