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概要:[シンガポール 3日 ロイター] - シンガポール銀行大手のDBSグループが発表した第3・四半期決算は純利益が32%急増し、過去最高を更新した。金利上昇の恩恵を受けた。ただ、米金利がさらに上昇すればア
[シンガポール 3日 ロイター] - シンガポール銀行大手のDBSグループが発表した第3・四半期決算は純利益が32%急増し、過去最高を更新した。金利上昇の恩恵を受けた。ただ、米金利がさらに上昇すればアジア全体で景気減速が加速すると警告した。
ピユシュ・グプタ最高経営責任者(CEO)は「米金利が5%を上回れば米国が景気後退に陥る可能性があり、その場合、アジアはより急激な減速に見舞われるだろう」と記者団に語った。
第3・四半期の純利益は22億4000万シンガポールドル(15億8000万米ドル)となり、リフィニティブがまとめたアナリスト4人の平均予想(19億7000万Sドル)を上回った。収益性の指標である純金利マージンは前年同期の1.43%から1.90%に改善した。
手数料収入は13%減。ウェルス・マネジメント事業の低迷が響いた。しかしグプタ氏は、同事業とクレジットカードがけん引し、来年は手数料収入が2桁台の伸びを確保すると予想した。
同氏はまた、融資への健全な引き合いが続いているため、来年は1桁台半ばの増加率を達成する可能性があると述べた。
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