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概要:[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが対円で急落し、一時1ドル=144.5円を付けた。市場では、日本政府・日銀が市場介入を行った可能性が指摘されている。1日の下げ幅とし
[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが対円で急落し、一時1ドル=144.5円を付けた。市場では、日本政府・日銀が市場介入を行った可能性が指摘されている。1日の下げ幅としては約2カ月ぶりの大きさとなった。
コーペイ(トロント)でチーフマーケットストラテジストを務めるカール・シャモッタ氏は「ここに来て財務省が介入しているようだ。多額のドル売りと、ショートが圧迫され円が急騰しているのが見える」と語った。
日経新聞は22日付の電子版で関係筋の話として、政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切ったと報じた。
日本の財務省はコメントを避けた。
TDセキュリティーズのイッサ氏は、ロンドンのトレーダーが週末に向けて帰宅する「非常に流動性が低い時間帯」に介入が行われたと指摘。「投機筋に対し可能な限り多くの痛みを与えるよう設計されているようだ」と述べた。
ドル指数は0.7%安の112.17。一時は3週間ぶりの高値113.95を付けていた。
一部のFRB幹部が大幅な利上げに懸念を示しているとの報道がドルの上値を抑えている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は21日、米連邦準備理事会(FRB)が11月1━2日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの追加利上げを実施し、12月会合で利上げペースを緩める可能性性を巡りどのようにシグナルを発するべきかを討議する公算が大きいと報じた。
ただ、ドル指数は依然として20年ぶり高値に近い水準を保っている。
CIBCキャピタル・マーケッツの北米FX戦略責任者、ビパン・ライ氏は「FRBが今後もかなり積極的なアプローチを続ける必要があるという事実と逆方向に賭けるのはかなり難しい。つまり、最終的にはドル上昇局面がまだ続くということだ」と述べた
一方、英ポンドは0.2%高の1.1261ドル。トラス首相の辞任表明を受けて先行きは不透明だが、この日はドル安を受けて上昇した。
ドル/円 NY終値 147.64/147.67
始値 151.33
高値 151.94
安値 146.23
ユーロ/ドル NY終値 0.9860/0.9864
始値 0.9748
高値 0.9868
安値 0.9706
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