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概要:[ソウル 12日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は12日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.0%とした。50bpの利上げは7月以降2度目。米国の積極的な金融引き締めを背景とした
[ソウル 12日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は12日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.0%とした。50bpの利上げは7月以降2度目。米国の積極的な金融引き締めを背景としたドル高で輸入インフレが進行している状況を受けた。
ただ、今後は引き締めペースの鈍化が示唆された。金融通貨委員会メンバー7人のうち2人は今回25bpの利上げを求めた。
また、李昌ヨン総裁も借入コストの上昇が多くの家計と企業に与えている痛みを認め、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)が3.50%となると示唆。「絶対にそこで止めるという意味ではないが、多くの委員が3.50%前後の水準とみている」と述べた。
韓国の3年物国債先物は、李総裁が今回の50bp利上げに反対した2委員に触れると、この日の安値から100ティック近く急騰し、102.33となった。
昨年8月以降、政策金利は250bp引き上げられた。
ロイターがアナリスト26人を対象に実施した調査では、23人が50bpの利上げ、3人が25bpの利上げを予想していた。
李総裁は記者会見で、11月にも大幅利上げが必要かとの質問に対し、金融市場と世界経済成長に対する不確実性が高まっているため判断が難しいと述べた。
メリッツ証券のアナリスト、ユン・ヨサム氏は「金利が3.75%でピークに達するとの見方もあったが、市場参加者の多くは反対派のニュースを3.50%ピークのサインと受け止めている」と指摘。自身は来年に政策金利が3.75%に達すると見ている。
通貨ウォンの対ドル相場は年初から17%下落しており、輸入物価を押し上げてインフレ加速につながる恐れがある。
李総裁は消費者物価指数(CPI)が7月に約24年ぶりの上昇率を記録したことを受け、インフレ対応が最優先課題だと繰り返し述べてきた。CPIの伸び率は8月、9月は鈍化した。
中銀は政策決定会合後の声明で、8月に公表した5.2%という今年のインフレ予測値に上振れリスクがあり、追加利上げが正当化されるとした。
キョボ・セキュリティーズのアナリスト、ペク・ユンミン氏は「中銀は、成長下振れとインフレ高止まりのリスクを指摘しており、声明は市場参加者の大方の予想と一致している」と述べ、「きょうの50bpの利上げはウォン安への対応のようだ」と指摘した。
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