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概要:米国株式市場は大幅続落。底堅い内容となった米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続する観測が高まり、米経済がリセッション(景気後退)に陥るという懸念が強まった。
[7日 ロイター] - 米国株式市場は大幅続落。底堅い内容となった米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続する観測が高まり、米経済がリセッション(景気後退)に陥るという懸念が強まった。
米国株式市場は大幅続落。底堅い内容となった米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続する観測が高まった。
9月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数が前月から26万3000人増加した。伸びは8月(31万5000人増)から鈍化したものの、市場予想の25万人増を上回った。失業率は3.5%と、前月から0.2%ポイント低下した。
雇用統計を受け、米金利先物市場が織り込む、FRBが11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの利上げを決定する確率が発表前の85%から92%に上昇した。
GW&Kインベストメント・マネジメントのグローバルストラテジスト、ビル・スターリング氏は「労働市場は引き続き過度に過熱しており、FRBは安心感を得られない」とし、雇用統計によって11月の0.75%ポイント追加利上げがほぼ確実になったと指摘。「良いニュースが悪いニュースになるという典型的なケースだ。堅調な労働市場という良いニュースを受け、市場ではFRBがこれまで以上に警戒を強め、金利上昇によって来年の景気後退のリスクが高まる可能性があると判断した」と述べた。
また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は7日、「金利をさらに上昇させ、基本的には金利をインフレ率以上の水準にする必要がある」という考えを示した。
市場では来週発表の消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。
この日は大幅続落となったものの、週間では主要株価3指数は軒並み4週間ぶりに上昇した。S&P総合500種は1.51%高、ダウ工業株30種は1.99%高、ナスダック総合は0.73%高。
S&P主要11セクター全てが下落。とりわけ情報技術は4.14%安と、下げが目立った。
フィラデルフィア半導体指数は6.06%安。半導体大手のアドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が6日、第3・四半期の売上高が約56億ドルと、従来予想を約10億ドル下回る見込みと発表したことが重しとなった。
AMDも13.9%急落した。
米取引所の合算出来高は111億5000万株。直近20営業日の平均は117億3000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を5.78対1の比率で上回った。ナスダックでも4.56対1で値下がり銘柄数が多かった。
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