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概要:[ドバイ 5日 ロイター] - 調査会社チェーンアナリシスは5日、暗号資産(仮想通貨)の普及が今年6月までの1年間で最も速かった地域は中東・北アフリカだったとするリポートを公表した。 中東・北アフリ
[ドバイ 5日 ロイター] - 調査会社チェーンアナリシスは5日、暗号資産(仮想通貨)の普及が今年6月までの1年間で最も速かった地域は中東・北アフリカだったとするリポートを公表した。
中東・北アフリカは仮想通貨市場の規模が最小の部類に入る。しかし昨年7月から今年6月までの仮想通貨の受取額は5660億ドル相当で前年同期比48%増加した。
伸びが2番目に大きかったのは中南米の40%で、以下北米(36%)、中央・南アジア・オセアニア(35%)の順となっている。
チェーンアナリシスの「2022年世界暗号資産普及指数」ではトルコが12位、エジプトが14位、モロッコが24位となり、上位30位以内に中東・北アフリカ諸国が3カ国ランクインした。
チェーンアナリシスは、トルコとエジプトでは法定通貨が大幅に下落し、貯蓄の保存手段として仮想通貨の魅力が高まっていると指摘した。
トルコは6月末までの仮想通貨の受取額が1920億ドル相当と国別でトップだったが、前年比の伸びは10.5%にとどまった。
エジプトは外国からの本国送金が国内総生産(GDP)の約8%を占めており、中央銀行がエジプトとアラブ首長国連邦(UAE)の間で仮想通貨を使った送金手段を構築するプロジェクトを始めているという。エジプトは国民の多くがUAEへ出稼ぎに出ている。
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