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概要:日銀が3日発表した9月短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス8と、3期連続で悪化した。幅広い業種から原材料コスト高が指摘された。2021年3月以来の低水準となった。一方、非製造業DIはプラス14と2期連続で改善した。
10月3日、日銀が発表した9月短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス8と、3期連続で悪化した。2021年3月以来の低水準となった。東京都で2020年5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 3日 ロイター] - 日銀が3日発表した9月短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス8と、3期連続で悪化した。幅広い業種から原材料コスト高が指摘された。2021年3月以来の低水準となった。一方、非製造業DIはプラス14と2期連続で改善した。
大企業・製造業の業況判断DIはロイターがまとめた予測中央値(プラス11)を下回った。先行き判断DIはプラス9と、小幅な改善を見込む。
大企業・非製造業の業況判断DIは19年12月以来の高水準。ロイターがまとめた予測中央値(プラス13)を上回った。先行き判断DIはプラス11と、悪化を見込む。
<想定為替レートは円安方向に修正>
事業計画の前提となっている想定為替レート(全規模・全産業)は2022年度通期で1ドル=125.71円と、前回6月調査から6.7円程度円安方向に修正された。
大規模・製造業の販売価格判断DI(「上昇」-「下落」)はプラス36と前回から2ポイント上昇。仕入価格判断DI(同)はプラス65と、前回から横ばいだった。
今回の短観の調査期間は8月29日から9月30日。回答基準日は9月12日で、回答基準日までで7割台半ばが回答した。
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