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概要:ダウ平均は486.27ドル安の29,590.41ドル、ナスダックは198.88ポイント安の10,867.93で取引を終了した。 英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表。 インフレ高進にさらに
ダウ平均は486.27ドル安の29,590.41ドル、ナスダックは198.88ポイント安の10,867.93で取引を終了した。
英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表。
インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念から欧州市場が大幅安となった流れに続き、下落スタート。
米国内の長期金利も一段と上昇、景気後退懸念を受けた売りも強まり一段安となった。
引けにかけては、世界的な株安を警戒した投資資家心理の悪化で買い持ち高を手仕舞う売りも巻き込み、下げ幅を拡大した。
セクター別では、エネルギー、自動車・自動車部品の下落が特に目立った。
宅配ピザ会社のドミノ・ピザ(DPZ)やライブストリーミングプラットフォーム運営のフーボTV(FUBO)はそれぞれアナリストの投資判断引き上げを材料に上昇。
石油会社のエクソン・モービル(XOM)やマラソンオイル(MRO)は原油安に伴う業績悪化懸念で売られた。
運送会社のフェデックス(FDX)は最高経営責任者(CEO)が提示したコスト削減や6.9%から7.9%の運送料値上げの計画が不十分と捉えられて下落。
液化天然ガスプロジェクト開発会社のテルリアン(TELL)は石油会社シェルと21年7月に合意したLNGプロジェクト契約が打ち切られたことを明らかにし大幅安となった。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時32.31まで上昇し6月来の高水準となった。
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