简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:[29日 ロイター] - <為替> 振れの激しい展開となる中、英ポンドが上昇。イングランド銀行(英中央銀行)が前日に続き、市場安定化に向け長期国債の買い入れを実施したことが支えとなった。 ポンドは1
[29日 ロイター] - <為替> 振れの激しい展開となる中、英ポンドが上昇。イングランド銀行(英中央銀行)が前日に続き、市場安定化に向け長期国債の買い入れを実施したことが支えとなった。
ポンドは1日としては2020年3月以来の大幅な上昇率を記録。終盤の取引では1.8%高の1.1076ドルで推移した。ポンドは週初に過去最安値となる1.0327ドルを付けた後、対ドルで7%超値上がりしている。
英中銀は28日、650億ポンド(約694億ドル)の長期国債の一時買い入れを開始すると発表。28日から10月14日まで実施し、29日には残存20年超の国債を14億1500万ポンド(15億5000万ドル)買い入れた。
トラス英首相が金融市場の混乱の原因となっている政府の経済対策について、適切な措置であり、経済成長を促すため「議論を呼ぶ」措置を積極的に講じると表明したことを受け、ポンドは下落する場面もあった。
主要通貨に対するドル指数は0.4%安の112.148。
ユーロ/ドルは0.7%高の0.9804ドル。
欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏景況感指数は急低下し、予想を下回った。企業・消費者の景況感が悪化。インフレ期待も上昇した。
一方、9月のドイツ消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比10.9%上昇と、1996年の調査開始以降で最高となり、欧州中央銀行(ECB)が次回会合で0.75%ポイントの追加利上げを実施するという観測が強まっている。
ドル/円は0.2%高の144.355円。鈴木俊一財務相は29日、投機的な動きを背景に急激に為替が変動が変動した場合は落ち着かせる対応が必要になると述べ、投機筋の動きをけん制した。
人民元はオフショア取引で約1%急伸し1ドル=7.0894元。中国人民銀行(中央銀行)が人民元の下落を食い止めるため、主要な国有銀行に対しオフショア市場で元を買ってドルを売る準備をするよう指示したというロイターの報道が材料視された。
<債券> 利回りが上昇した。米連邦準備理事会(FRB)幹部が相次いで積極利上げ方針を緩和または転換する意思がないことを示す発言を行い、再び債券売り圧力が強まった。
2年国債利回りは8.6bp(ベーシスポイント)上昇し4.180%。指標となる10年債利回りは5.4bp上昇の3.761%だった。前日には10年債利回りは25.6bp低下し、1日の下げ幅としては2009年3月以来最大を記録していた。
2・10年債の利回り格差はマイナス42.1bpに拡大した。
30年債利回りは1.9bp上昇の3.700%だった。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は29日、利上げにより高インフレを抑制するというFRBの動きを変更するような米金融市場の機能不全は見られないと述べた。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は29日、米経済は英国での市場混乱の影響からおおむね守られており、英国の情勢が米見通しに影響を及ぼすことはないという見通しを示した。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.234%、10年物は2.184%だった。
ドル建て5年先5年物インフレスワップは2.256%。
<株式> 大幅安で取引を終えた。FRBによる積極的なインフレ対策が米経済の足かせになるとの懸念に加え、世界の通貨・債券市場の下落が重しとなった。
大型テクノロジー株のアップルとエヌビディアが4%を超える下げとなり、ナスダック総合は6月半ばに付けた年初来安値に迫った。
S&P総合500種は、2020年11月以来の安値に下落。今月8%超値下がりしており、9月としては08年以来最悪のパフォーマンスを記録する見通しだ。
FRB当局者らが積極的な利上げを継続する姿勢を崩さず、債券市場で売りが再開した。
この日発表された新規失業保険週間申請件数は5カ月ぶりの低水準を記録。FRBの金融引き締めという向かい風の中でも、労働市場が力強さを保っていることが示された。
ラデンバーグ・サルマン・アセット・マネジメントの責任者、フィル・ブランカート氏は「今日の雇用データはFRBの引き締めがまだ長く続くことを改めて示し、良いニュースが悪いニュースとなった」と指摘した。
電気自動車(EV)大手・テスラは6.8%安。S&P500採用企業で最も取引された銘柄で、出来高は208億ドル相当だった。
S&P主要11セクターは全てが下落。公益事業が4%超安と下げを主導した。一般消費財も3.4%安と下げがきつかった。
メタ・プラットフォームズは3.7%下落。採用を凍結し、従業員にさらなる再編について警告したと、ブルームバーグが報じた。
中古車販売のカーマックスは約25%の大幅安。第2・四半期決算が予想を下回った。インフレ、金利上昇、自動車価格上昇を背景に消費者が支出を削減していることが背景。
ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターは、ともに5%超下落した。
ハリケーン「イアン」の影響で運航の遅れや欠航が生じ、アメリカン航空、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス、デルタ航空はいずれも2%超値下がり。
クルーズ船運航会社のノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスは5.3%安、カーニバルは6.8%安となった。
<金先物> 米長期金利上昇を背景に3日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比1.40ドル(0.08%)安の1オンス=1668.60ドルだった。
<米原油先物> 強弱材料を眺めて売り買いが交錯した後、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.92ドル(1.12%)安の1バレル=81.23ドル。12月物は0.82ドル安の80.42ドルだった。
未明の外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行し、ドル建て商品の原油先物は割高感から下落。11月物は一時80.34ドルの安値を付けた。その後はドルがじりじりと軟化する中、有力産油国が一段の減産に踏み切るとの見方を支えにプラス圏に浮上。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は10月5日に11月以降の生産方針を協議するが、これまでにロシアが日量100万バレル程度の減産を要求する公算が大きいと報じられている。また、28日午後に米フロリダ州に上陸した大型ハリケーンの影響で、メキシコ湾岸の石油生産施設が一部稼働を停止していることも強材料。
一方、朝方発表の米雇用関連指標は市場予想に比べて堅調な結果となった。米欧などの積極的な金融引き締めが継続されるとの観測を補強する内容で、そうなれば景気が冷え込むとの警戒感は強い。中国でも大型連休を前に厳格な新型コロナウイルス対策が導入されており、エネルギー需要の鈍化懸念から相場の頭は重く、終盤は米株安などになびいて急速に値を消した。
ドル/円 NY終値 144.45/144.48
始値 144.65
高値 144.77
安値 144.27
ユーロ/ドル NY終値 0.9814/0.9818
始値 0.9713
高値 0.9815
安値 0.9684
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 87*05.00 3.7152%
前営業日終値 87*23.00 3.6810%
10年債(指標銘柄) 17時05分 91*18.00 3.7815%
前営業日終値 92*04.50 3.7070%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*15.50 4.0171%
前営業日終値 100*29.25 3.9220%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*03.50 4.1924%
前営業日終値 100*09.50 4.0940%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 29225.61 -458.13 -1.54
前営業日終値 29683.74
ナスダック総合 10737.51 -314.13 -2.84
前営業日終値 11051.64
S&P総合500種 3640.47 -78.57 -2.11
前営業日終値 3719.04
COMEX金 12月限 1668.6 ‐1.4
前営業日終値 1670.0
COMEX銀 12月限 1871.2 ‐16.8
前営業日終値 1888.0
北海ブレント 11月限 88.49 ‐0.83
前営業日終値 89.32
米WTI先物 11月限 81.23 ‐0.92
前営業日終値 82.15
CRB商品指数 271.1557 ‐0.6643
前営業日終値 271.8200
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。