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概要:21日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。 20日の米国市場はNYダウが313ドル安だった。 米連邦準備制度理事会(FRB)が2日間にわたる連邦公開市場委員会(FOMC)を
21日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。
20日の米国市場はNYダウが313ドル安だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が2日間にわたる連邦公開市場委員会(FOMC)を開始したことにともない、大幅な利上げが警戒されるなか長期金利が一段と上昇したため、売りが先行した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円安の27230円。
円相場は1ドル143円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになろう。
昨日は75日線が支持線として機能する格好から反発となったものの、27520円辺りで推移する75日線をあっさり割り込んでくるようだと、持ち高調整の動きが強まるほか、短期的には売り仕掛け的な商いが入りやすいと見られる。
また、目先的には9月7日の直近安値27268円70銭がターゲットとして意識されそうだ。
売り先行後は買い戻しの動きなども意識されそうではあるものの、戻りの鈍さが意識される場面においては短期的ながら先物主導でショートを仕掛けてくる動きには注意したいところである。
また、日経平均は一目均衡表の雲上限が支持線として機能しており、雲上限は切り上がりを見せていることもあり、明確に割り込んでくるようだと、より先行きに対する慎重姿勢に繋がりそうである。
なお、注目されるFOMCでは3会合連続で0.75%の利上げを決めるとの見方がコンセンサスである。
ただし、FOMC終了後のパウエルFRB議長の会見においてインフレ抑制に向け断固たる姿勢を改めて示すようだと売り圧力が強まる可能性はある。
1.0%の利上げ観測が浮上するなか、0.75%の利上げでアク抜けを期待した面もあるが故に、タカ派発言によってセンチメントを悪化させることも考えられる。
東京市場は週末3連休となることもあり、短期的な売買の他は、様子見ムードの展開になろう。
物色については個別に材料の出ている銘柄のほか、テーマ性のある銘柄での循環物色が継続しそうである。
また、低迷する半導体株については、FOMCの結果発表を前に、いったんはニュートラルに戻す形での買い戻しの動きが意識される可能性はありそうだ。
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