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概要:日銀が20日発表した2022年4─6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で前年比1.3%増の2007兆円だった。ボーナスの支給期にあたることから「現金・預金」が膨らみ、2021年12月末(2014兆円)以来過去2番目の高水準となった。
9月20日、日銀が20日発表した2022年4─6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で前年比1.3%増の2007兆円だった。写真は日銀本店前。6月17日撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 20日 ロイター] - 日銀が20日発表した2022年4─6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で前年比1.3%増の2007兆円だった。ボーナスの支給期にあたることから「現金・預金」が膨らみ、2021年12月末(2014兆円)以来過去2番目の高水準となった。
家計の金融資産のうち、「現金・預金」は前年比2.8%増の1102兆円と、2005年3月末以降で過去最高となった。「保険・年金・定型保証」も0.6%増の538兆円で過去最高。一方「株式等」は3.3%減の199兆円、「投資信託」は0.2%減の86兆円と、前年対比で株価が大きく下落したことがマイナスに影響した。
企業の金融資産は4.3%増の1251兆円、「現金・預金」は1.8%増の325兆円でいずれも過去最高を更新した。「株式等」は4.5%減の325兆円だった。
日銀の国債保有は前年比0.5%増の542兆円で、残高に占める比率は44.3%。海外の保有額は同2.7%増の167兆円で、残高に占める比率は13.6%だった。
(杉山健太郎 編集:田中志保)
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