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概要:[ウェックスフォード(アイルランド) 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは17日、インフレ高進につながっている需要を抑制するため、ECBは来年も利上げを継続する可能性があり、消費者に痛みをもたらすとの見解を示した。
9月17日、 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミスト(写真)は、インフレ高進につながっている需要を抑制するため、ECBは来年も利上げを継続する可能性があり、消費者に痛みをもたらすとの見解を示した。
[ウェックスフォード(アイルランド) 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは17日、インフレ高進につながっている需要を抑制するため、ECBは来年も利上げを継続する可能性があり、消費者に痛みをもたらすとの見解を示した。
インフレ率が2桁に近づく中、ECBは7月と9月に大幅な利上げを実施。長期的なインフレ期待が目標の2%を超えていることから、さらなる行動を取ると表明している。
レーン氏は会議で「われわれは、これが需要を減衰させると考えている。痛みを伴わないふりをするつもりはない」と述べた。「需要は現在、インフレ圧力の要因となっている。6カ月前や9カ月前とは状況が異なる」と語った。
また、ECBの預金金利は0.75%と景気支援を続ける中、依然として低く、中銀の仕事はまだ終わっていないと指摘。
金利は年内、会合ごとに引き上げられる可能性があるほか、来年初めにも上昇する可能性があるとした。その上で、ECBはどこで利上げを停止するかについてオープンな姿勢を維持しており、会合ごとに判断すると述べた。
また、これとは別にアイルランドの放送局RTEのインタビューで、ユーロ圏経済について、冬場にほぼ横ばいになる見通しだとした上で、エネルギー価格高や天然ガス不足を踏まえ、リセッション(景気後退)の可能性を排除しない姿勢を示した。
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