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概要:[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日に発表した8月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.3%上昇と、伸びは7月の8.5%から縮小した。ガソリン価格が下落したものの、家賃や食品、ヘルスケア関連の価格の上昇を背景に、市場予想の8.1%は上回った。連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で再度大幅な利上げを実施する根拠になるとみられる。
米労働省が13日に発表した8月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.3%上昇と、伸びは7月の8.5%から縮小した。ただ予想の8.1%は上回った。6月10日撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日に発表した8月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.3%上昇と、伸びは7月の8.5%から縮小した。ガソリン価格が下落したものの、家賃や食品、ヘルスケア関連の価格の上昇を背景に、市場予想の8.1%は上回った。連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で再度大幅な利上げを実施する根拠になるとみられる。
前月比では0.1%上昇。7月は横ばいだった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%低下だった。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比6.3%上昇。伸びは7月の5.9%から加速し、予想の6.1%も上回った。前月比では0.6%上昇。7月は0.3%上昇していた。
ネーションワイドのシニアエコノミスト、ベン・エアーズ氏は、ガソリン価格の上昇一服によって総合指数の伸びは鈍化したものの、コア指数の上昇が注目されるとし、「FRBが来週の会合で新たに0.75%ポイントの利上げを実施することを正当化するだろう」と述べた。
ガソリンは前月比10.6%下落した。
一方、食品は前月比0.8%上昇。前年同月比でも11.4%上昇した。
光熱費のほか家具や新車、教育費なども上昇した。
CPIの伸びは6月に前年同月比9.1%上昇と、1981年11月以来約40年ぶりの大幅な伸びを記録しピークに達したものの、6カ月連続で8%を超えて推移している。
CPIを受け、フェデラルファンド(FF)金利が織り込む0.75%ポイント利上げの確率は81%、1%ポイント利上げの確率は19%となった。
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