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概要:米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は8日、FRBがインフレ抑制に「強くコミットしている」と表明し、過去のインフレ対応でみられたような「非常に高い社会的コスト」を強いることなく、インフレを抑え込めるとして軟着陸(ソフトランディング)を引き続き見込んでいるとした。
[ワシントン 8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は8日、FRBがインフレ抑制に「強くコミットしている」と表明し、過去のインフレ対応でみられたような「非常に高い社会的コスト」を強いることなく、インフレを抑え込めるとして軟着陸(ソフトランディング)を引き続き見込んでいるとした。
9月8日、 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長(写真)は、FRBがインフレ抑制に「強くコミットしている」と表明し、過去のインフレ対応でみられたような「非常に高い社会的コスト」を強いることなく、インフレを抑え込めるとして軟着陸(ソフトランディング)を引き続き見込んでいるとした。ワシントンで7月撮影(2022年 ロイター/Elizabeth Frantz)
議長は、ケイトー研究所が主催した討議で発言。今月20─21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関する質問は出ず、パウエル氏も言及はしなかった。
しかし、市場が織り込む0.75%ポイント利上げの確率はこの日上昇し続けた。欧州中央銀行(ECB)が同日の理事会で政策金利を0.75%ポイント引き上げたほか、米失業保険申請件数が減少して労働市場の底堅さが改めて示され、ハト派寄りとされてきたシカゴ連銀のエバンズ総裁が0.75%利上げ容認の立場を表明したことが背景にある。
エバンズ氏はFRBが今月のFOMCで0.75%ポイントの追加利上げを決定することが「十分にあり得る」と指摘。「われわれは今後それについて話をする。私は皆の意見を聞くつもりで、まだ態度は決めていない」と語った。
9月のFOMCまで公的発言を控えるブラックアウト期間は10日に始まるため、8日はパウエル氏がFOMC前に見解を示す最後の機会となった。
一部のアナリストはパウエル氏が大幅利上げの可能性に否定的な姿勢を示さなかったことから、0.75%ポイントの利上げはほぼ確定と結論付けた。
バンク・オブ・アメリカのエコノミストは8日付のメモで「パウエル議長は市場の期待をけん制しなかった」とし、9月の利上げ幅予想を従来の0.50%ポイントから0.75%ポイントに引き上げた。
来週発表される消費者物価指数(CPI)はFOMC前に発表される最後の重要指標となる。前回7月26─27日のFOMC以降のデータはインフレ率鈍化の可能性を示唆したが、当局者らはインフレが既にピークを付けたと確信するには至っていない。
0.75%ポイント利上げ観測は市場の織り込みが進んだだけでなく、エコノミストの間でも広がった。ジェフリーズと野村のエコノミストは8日、9月の利上げ幅の予想を0.50%ポイントから0.75%ポイントに引き上げた。ゴールドマン・サックスのエコノミストも7日に同様の変更を決めた。
ウェルスパイア・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシェ氏は「米国は労働市場が引き通き堅調という余裕が持てる状況にある。FRBは著しいリセッション(景気後退)をもたらすことなくインフレを抑え込むことが十分可能だ」と述べた。「米経済および労働市場は0.75%ポイントの利上げを吸収できる」とした。
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