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概要:米労働省が2日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は市場予想を若干上回る伸びとなったものの、賃金の伸びが鈍化し、失業率が3.7%に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)による今月の3回目の0.75%ポイント利上げに向けた圧力が緩和される可能性がある。
[2日 ロイター] - 米労働省が2日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は市場予想を若干上回る伸びとなったものの、賃金の伸びが鈍化し、失業率が3.7%に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)による今月の3回目の0.75%ポイント利上げに向けた圧力が緩和される可能性がある。
米労働省が2日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は市場予想を若干上回る伸びとなったものの、賃金の伸びが鈍化し、失業率が3.7%に上昇した。
市場関係者の見方は以下の通り。
<アメリプライズ・フィナンシャル(ミシガン州)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、アントニー・サグリンベン氏>
良好な結果だった。労働市場は力強い。ただ、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に影響を及ぼすほど強くなかった。利上げ幅が0.50%ポイント、もしくは0.75%になるのかは、インフレ指標次第になる。
市場では今回の雇用統計があまりにも好調で、FRBの一段と積極的な利上げにつながるとの懸念が出ていた。今回の結果を「ゴールディロックス(適温)」とは呼びたくはないが、労働市場は力強いことが確認された。0.50%ポイント、もしくは0.75%ポイントの利上げが引き続き討議されるだろう。
<Bライリー・ウエルスのチーフマーケットストラテジスト、アート・ホーガン氏>
米経済のソフトランディング(軟着陸)への期待を維持する上で最適な内容となった。時間当たり平均賃金は前月比0.3%増と、予想を下回る伸びにとどまった。
米連邦準備理事会(FRB)が引き続き、金利を制限的な水準に引き上げ、インフレ情勢が大幅に改善するまでその水準を維持するという考えを明確にすることが重要と考える。
大半のインフレ関連データが改善していることは朗報で、インフレは正しい方向に向かっている。しかし、FRBはインフレ抑制に向け警戒を続け、今回の雇用統計によってその姿勢は大きく変わらないだろう。
<スパルタン・キャピタル・セキュリティーズ(ニューヨーク)のチーフマーケットエコノミスト、ピーター・カルディリョ氏>
雇用創出は引き続き堅実だが、失業率は上昇し、労働参加率も上昇した。こうしたことは、この先の雇用統計が弱くなる兆候だ。時間当たり賃金はおそらくピークに達した。
今回の結果は、過熱しすぎることもなく、冷え込みすぎることもなかった。市場で歓迎されるだろう。賃金インフレがピークを付けた可能性があることを踏まえると、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で決定される利上げ幅は0.50%ポイントになるだろう。労働市場は本格的なクールオフの時期に向かっている。
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