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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(140.20/21円)から小幅に上昇し、140.33/35円付近で推移している。米金利先高観や日米の金融政策の方向性の違いを背景に、24年ぶり高値圏でおおむね堅調に推移した。
[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(140.20/21円)から小幅に上昇し、140.33/35円付近で推移している。米金利先高観や日米の金融政策の方向性の違いを背景に、24年ぶり高値圏でおおむね堅調に推移した。
9月2日 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(140.20/21円)から小幅に上昇し、140.33/35円付近で推移している。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2022年 ロイター/Murad Sezer)
仲値にかけては、利益確定売りの動きや国内輸出企業によるドル売りが出たとみられ、ドルは一時139.87円付近まで下落。しかしその後は、再びじりじりと上昇した。「ドルが下落すれば、買い場とみてる市場参加者は多い」(外銀)とみられ押し目買いが入ったほか、ユーロ/円の上昇もドル/円を押し上げる格好となった。
今晩発表される8月の米雇用統計で、労働需給の逼迫感や賃金上昇率の伸びが確認された場合は、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での75ベーシスポイント(bp)の大幅利上げが一段と織り込まれ、米金利が上昇し、ドル/円は上方向に行きやすい。
雇用統計が予想を下回った場合は、瞬間的にはドル売りで反応する可能性はあるものの、「市場の想定ターミナルレート(利上げの最終地点)は3.75-4%は変わらないとみられることや、市場が想定するよりも長い間政策金利が高止まりするとの見方から、ドルは下がりづらい」と、クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏とみる。
足元の米2年債利回りは3.5%台と15年ぶりの高水準での推移が続いている。
ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト、上野剛志氏は「中立金利が2.5%といわれる中、さらに利上げが織り込まれることは考えづらい」とし、今後米景気の停滞感も強まってくるとみられ、3カ月後のドル/円はピークアウトしている可能性があるとの見方を示した。
日中には日本当局者による円安へのけん制発言がでたものの、相場の反応は限定的だった。「市場では一定の警戒感は強まりつつあるものの、けん制発言のトーン自体はそこまで強まっていない」(国内金融機関)との声が聞かれた。
松野博一官房長官は2日午前の会見で、外為市場で円安が進行していることに関連し「最近の為替市場では相場の変動が高まっており、政府として市場の動向を高い緊張感をもって注視する」と述べた。鈴木俊一財務相も同日、「最近の為替変動はやや大きくなっている印象がある。市場動向を高い緊張感をもって注視したい」と強調した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 140.33/35 0.9969/73 139.91/95
午前9時現在 140.07/09 0.9950/54 139.39/43
NY午後5時 140.20/21 0.9944/47 139.43/47
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