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概要:[24日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手のセールスフォースは24日、ドル高の影響や顧客の「慎重」なIT(情報技術)支出を踏まえ、通期の売上高見通しを下方修正した。新たな見通しは市場予想を下回り、株価は引け後の時間外取引で6%下落した。
米顧客管理ソフト大手のセールスフォースは8月24日、ドル高の影響や顧客の「慎重」なIT(情報技術)支出を踏まえ、通期の売上高見通しを下方修正した。2016年10月、サンフランシスコで撮影(2022年 ロイター/Lily Jamali)
[24日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手のセールスフォースは24日、ドル高の影響や顧客の「慎重」なIT(情報技術)支出を踏まえ、通期の売上高見通しを下方修正した。新たな見通しは市場予想を下回り、株価は引け後の時間外取引で6%下落した。
アナリストの間では、インフレや米景気減速などのマクロ経済要因が、セールスフォース製品を使用する中小企業の購買力を低下させる可能性があるとの見方が出ていた。
また、マイクロソフトやアクセンチュア、IBMなど米国外の事業規模が大きいクラウドソフト関連企業は、ドル高の影響で軒並み業績見通しを引き下げている。
セールスフォースは通期の売上高見通しを309億─310億ドルとし、5月に示した317億─318億ドルから引き下げた。情報会社リフィニティブがまとめたアナリスト予想の317億3000万ドルを下回った。
新たな見通しで織り込んだ為替差損は約8億ドルと、5月時点から約3割引き上げた。
第2・四半期決算は調整後の1株利益が1.19ドルと、市場予想を0.17ドル上回った。売上高も77億2000万ドルで、市場予想の77億ドルをやや上回った。
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