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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(137.11/14円)から下落し、136.68/70円付近で推移している。イベント前の持ち高調整のドル売り/円買いが優勢となった。ただ、時間外取引の米長期金利が底堅く推移し、ドルのサポート要因となった。
[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(137.11/14円)から下落し、136.68/70円付近で推移している。イベント前の持ち高調整のドル売り/円買いが優勢となった。ただ、時間外取引の米長期金利が底堅く推移し、ドルのサポート要因となった。
8月25日 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(137.11/14円)から下落し、136.68/70円付近で推移している。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2022年 ロイター/Murad Sezer)
仲値にかけては実需の売り買いが交錯した後、ドルはじりじりと軟化。「(現行のドルのドルの水準は)実需のドル売りや利益確定売りが出やすい」(外銀)とみられ、一時136.52円付近まで下落した。その後は136円後半でもみあいとなった。
25―27日に米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)が開催される。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が26日の講演で、景気を殺してでもインフレを抑制するというタカ派的な姿勢を示した場合は、「日米金利差が縮まないという確認となり、ドル/円は上がっていく」と、ステート・ストリート銀行の東京支店・共同支店長、若林徳広氏はみる。
一方で、上昇しているインフレ期待が2%台半ばまで戻る可能性があり、それに伴い米金利も低下傾向となりやすいほか、株価に大きな調整が入れば、「ドル/円は下方向に行きやすい」と、大和証券のシニア為替ストラテジスト、多田出健太氏は指摘する。
また、現状ではターミナルレート(利上げの最終地点)は3%後半という市場の見方に変化がなく、「水準が切り上がらなければ、130-140円のレンジを抜けるのは難しい」(多田出氏)という。
ユーロ/ドルは0.9992/96ドル。ドル安を背景にユーロは一時1.00ドルを回復する場面もあった。
天然ガス価格の高騰を背景にインフレ懸念が高まり、欧州債利回りは上昇しているものの、「景気が盤石でない中で欧州中央銀行(ECB)理事会が利上げを進める可能性もあり、同国の景気不安から、ユーロは買いづらい状況が続く」(国内証券)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.68/70 0.9992/96 136.58/62
午前9時現在 137.09/11 0.9966/70 136.64/68
NY午後5時 137.11/14 0.9965/69 136.65/69
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