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概要:[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア最大の年金基金、オーストラリアンスーパーはもはや国内投資主体では収まらない規模に成長しており、今後は世界的な投資機関となって運用額を現在の約4倍の1兆
[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア最大の年金基金、オーストラリアンスーパーはもはや国内投資主体では収まらない規模に成長しており、今後は世界的な投資機関となって運用額を現在の約4倍の1兆豪ドル(7000億米ドル)にすることを目指す――。最高経営責任者(CEO)のポール・シュローダー氏が16日、ロイター・ニュースメーカーのインタビューでこう語った。
オーストラリアンスーパーの現在の運用資産は2600億豪ドル。シュローダー氏によると、国内投資にこだわって運用成績が低調になるのを避けるため、資産の最大70%を国外に振り向ける計画だ。
シュローダー氏は「われわれはオーストラリアにとっては大きくなり過ぎた。われわれは自らを国内に受益者を抱えるグローバル投資家と考える。かつてメルボルン中心主義、オーストラリア志向にあまりにも偏っていたのは確かだが、今は完全にグローバル投資家と認識している」と語った。
オーストラリアでは公的年金のほかに「スーパーアニュエーション」と呼ばれる保険料方式の私的年金制度が設けられ、雇用主は従業員の給与の10.5%を拠出する義務がある。こうした多額の資金の運用を受託した各基金は国内に十分な投資先が見当たらない。
シュローダー氏によると、海外投資促進のためロンドンの事務所は既に70人いる職員を3倍に増やす方針で、プライベートエクイティ(PE)投資に専念しているニューヨークの事務所も規模が拡大しつつある。
オーストラリアのほか欧州と北米に港湾、空港、鉄道、道路といったインフラ資産も保有するオーストラリアンスーパーは2026年までに運用資産を5000億豪ドルにする意向を表明しているが、シュローダー氏はさらに踏み込んで10年以内に「1兆(豪)ドル規模の投資家になりたい」と宣言した。
現在はマクロ経済や地政学、物流といったさまざまな面で混乱が起きている。ただシュローダー氏は、投資をする上で最大の課題はインフレだと指摘。米連邦準備理事会(FRB)による一連の利上げで過熱した経済活動が鈍化し始めているとする報道には否定的な見方を示した。
シュローダー氏は「(インフレは)対処済みと判断するためにはそれを裏付ける幾つかの持続的なシグナルが必要だ。われわれの見解ではこの先かなり厳しい局面を迎える」と述べた。
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