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概要:黒いイングリッシュ・コッカースパニエルのハリエットはガラス張りの犬小屋で、新しい飼い主がやって来ないかとお座りをして待っている。英国では生活費の高騰のあおりでペットを手放す人が増えており、ハリエットもそうやって捨てられた犬だ。
[ロンドン 14日 ロイター] - 黒いイングリッシュ・コッカースパニエルのハリエットはガラス張りの犬小屋で、新しい飼い主がやって来ないかとお座りをして待っている。英国では生活費の高騰のあおりでペットを手放す人が増えており、ハリエットもそうやって捨てられた犬だ。
ハリエットは人通りの多いロンドンの街角を走っているところを見つかり、保護された。その前に自動車から追い出されるのを複数の人々が目撃している。現在ハリエットを養育しているロンドン南西部バタシー地区のペット里親募集センターには、新しい飼い主を探しているイヌが206匹、ネコが164匹いる。
英国全土の里親募集センターで今、似たような物語が繰り広げられている。いったん引き取ったイヌやネコを施設に戻したい、との問い合わせ件数が過去最高に達したセンターもある。少なくとも1960年代以来で最も激しい生活費の高騰を受け、ペットのえさ代や医療費まで賄えないとして飼育を断念する人が増えたからだ。
バタシーのセンターを運営するスティーブ・クラドックさんは「こうした理由で、バタシーに犬を連れてくる人が増えるのではないかと心配だ」と話す。
ヘビやトカゲといった珍しいペットについても、専用の暖房や照明といったコストを背負えなくなる飼い主が出てきた。
王立動物虐待防止協会(RSPCA)はロイターに対し、全長2.4メートルの「ボアコンストリクター」を含むヘビ3匹が最近、枕カバーに入れられて爬虫類ショップの外に捨てられていたと明かした。
動物を愛するお国柄の英国では新型コロナウイルスのパンデミックが拡大する中で、ペットの需要が急増していた。しかし、来年1月にはエネルギー料金が前年の3倍以上に跳ね上がると予想されるほどの生活費高騰に直面し、ペット飼育放棄の潮流が現れた。
黒いイングリッシュ・コッカースパニエルのハリエットはガラス張りの犬小屋で、新しい飼い主がやって来ないかとお座りをして待っている。英国では生活費の高騰のあおりでペットを手放す人が増えており、ハリエットもそうやって捨てられた犬だ。写真はバタシーのセンターを運営するスティーブ・クラドックさんと、ハリエット。10日撮影(2022年 ロイター/Maja Smiejkowska)
イングランド銀行(中央銀行)は英国が長い景気後退期に突入すると予告しており、家計の困窮は深まりそうだ。
<世界金融危機以来>
動物福祉慈善団体のドッグ・トラストが管轄する全国21カ所のセンターでは、合計692匹のイヌが里親を探している。前回このような状況に陥ったのは2008年の世界金融危機後だという。
団体の運営ディレクター、アダム・クロウズ氏は「生活費危機は予想よりずっと速いスピードで私たちに忍び寄ってきた」と語った。
危機の深刻さを見かねたドッグ・トラストは、ペットの飼育を続けたい人のための臨時支援金の対象を、生活保護などに頼って暮らしている人々から、中所得層にまで広げることを検討している。
バタシーのセンターでは、里親が見つかるペットもいる。マグパイという名前のブリティッシュショートヘアのネコは、ここに連れられてきたとき妊娠中だった。2年間世話をした飼い主は、子ネコまで育てる資金力はないと考えてマグパイをセンターに連れてきた。今では子ネコともども、新しい飼い主が見つかっている。
だが、ほとんどの動物は、そうは行かないだろう。別の動物慈善団体・ウッドグリーンでは、コロナ禍に伴うロックダウン(都市封鎖)中に月間約1万件に上った里親申請が、今では100件余りに減ったという。
編集助手の仕事に就くピラー・ゴメスイグボさんはペットの里親になることを考えていたが、調べてみた結果、コスト負担が心配になった。
「生活費の変化がますます明白になっている。(ペットの飼育は)真剣に考える事のリストには間違いなく載せたが、もう少し様子を見てみる」とゴメスイグボさんは語った。
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