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概要:日銀が2日に7月のマネタリーベースを発表し、平均残高は前年比2.8%増の672兆2,218億円となりました。
日銀が2日に7月のマネタリーベース(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」)を発表し、平均残高は前年比2.8%増の672兆2,218億円となりました。伸び率は前回値の3.9%を下回り、2020年4月以来の低水準でした。新型コロナウイルス対策の特別オペが縮小されたことが影響しました。7月末のマネタリーベース残高は、歴代6位の高水準となっています。
為替市場は、7月15日以降の円買い傾向が止まらず、昨日に引き続いてクロス円が下落しています。中でも米国通貨が相対的に弱まっており、加ドルと米ドルの軟化が目立ちます。
加ドル円は、本日のアジア時間序盤ですでに90pips弱の下落をし、101.696まで値を下げました。日足75MAラインの102.764で小反発することなく、下伸しています。すでに日足高値+75MAのサポートラインを下抜けているため、次のサポートラインとして、週足20MAラインの101.413付近で反転の値動きがあるのか、注目したいところです。反発が入らなかった場合はさらに大きく下抜ける可能性があるため、値動きに警戒しましょう。
昨年は見られなかった8月の円高アノマリーが今年は実現するのか、各国の政策金利動向や地政学リスクと照らし合わせつつ、戦略を練っていきましょう。
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