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概要:IT調査会社ガートナーは27日、世界の半導体売上高が今年伸び悩み、来年には2.5%減少するとの見通しを示した。
7月27日、IT調査会社ガートナーは、世界の半導体売上高が今年伸び悩み、来年には2.5%減少するとの見通しを示した。写真はルネサスエレクトロニクスのチップ。2013年3月、都内で撮影(2022年 ロイター/Yuya Shino)
[ストックホルム 27日 ロイター] - IT調査会社ガートナーは27日、世界の半導体売上高が今年伸び悩み、来年には2.5%減少するとの見通しを示した。
スマートフォンとパソコンの販売低迷が響く見通し。インフレの進行やエネルギー・燃料価格の上昇が消費者の可処分所得を圧迫するとしている。
今年の世界の半導体売上高は7.4%増の6392億ドルとなる見通し。従来予想の13.6%増から下方修正した。昨年は26.3%増だった。
来年の世界の半導体売上高は6231億ドルに減少する見通しという。
同社のバイスプレジデント、リチャード・ゴードン氏はインタビューで「さらに大幅に悪化する可能性も十分あるが、恐らく来年に底入れし、2024年に回復が始まるだろう」と述べた。
供給制約は5G(第5世代)通信設備など一部のセクターで続いているが、来年上半期には改善する見通しという。
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