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概要:三菱自動車工業は27日、2023年3月期(今期)の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比26%増の1100億円となる見通し。従来は900億円を見込んでいたが、為替の円安効果などが寄与する。修正後の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト15人によるコンセンサス予想1003億円を上回る。
7月27日、三菱自動車工業は、2023年3月期(今期)の連結業績予想を上方修正した。写真は同社のロゴ。ジュネーブで2019年3月撮影(2022年 ロイター/Pierre Albouy)
[東京 27日 ロイター] - 三菱自動車工業は27日、2023年3月期(今期)の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比26%増の1100億円となる見通し。従来は900億円を見込んでいたが、為替の円安効果などが寄与する。修正後の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト15人によるコンセンサス予想1003億円を上回る。
従来予想に比べ、為替の影響で200億円、売価引き上げや高採算車種の販売比率向上で80億円それぞれ営業利益を押し上げる。
今期の売上高は15.3%増の2兆3500億円(従来予想は2兆2900億円)、最終利益は21.6%増の900億円(同750億円)にそれぞれ引き上げた。想定為替レートは1ドル=125円(従来は122円)に円安方向へ見直した。年間配当は引き続き未定とした。世界販売計画は従来のまま93万8000台を維持する。
同時に発表した22年4─6月期の連結決算は、売上高が前年同期比22.4%増の5286億円、営業利益は約2.9倍の307億円、最終利益は約6.3倍の385億円だった。
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