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概要:日銀が26日に公表した6月の企業向けサービス価格指数速報は106.9で、前年比プラス2.0%となった。指数は2001年4月以来の高水準で、伸び率は2020年2月以来の2%乗せ。燃油価格の上昇などで「外航貨物輸送」、「国際航空貨物輸送」が過去最高の伸び率となったほか、新型コロナウイルスの影響緩和で「宿泊サービス」も過去最高の伸び率を記録した。
7月26日、日銀が公表した6月の企業向けサービス価格指数は前年比2.0%上昇、前月比0.1上昇となった。
[東京 26日 ロイター] - 日銀が26日に公表した6月の企業向けサービス価格指数速報は106.9で、前年比プラス2.0%となった。指数は2001年4月以来の高水準で、伸び率は2020年2月以来の2%乗せ。燃油価格の上昇などで「外航貨物輸送」、「国際航空貨物輸送」が過去最高の伸び率となったほか、新型コロナウイルスの影響緩和で「宿泊サービス」も過去最高の伸び率を記録した。
前年比の伸びは前月の1.9%から拡大した。伸び率の拡大に最も寄与したのは「運輸・郵便」。
「外航貨物輸送」はプラス66.5%で前月のプラス60.8%から伸びが拡大した。外航タンカーは、燃料油価格の上昇に加えウクライナ情勢の緊迫化による欧州の原油調達先の多様化で、スポット契約が押し上げられた。「国際航空貨物輸送」はプラス84.9%でこちらも前月のプラス75.8%を大きく上回った。ウクライナ情勢を受けて減便が続く中、自動車関連や医薬品の輸送需要の高まりが見られた。
「諸サービス」も指数を押し上げた。「土木建築サービス」はプラス5.0%。人件費上昇を反映して緩やかに上昇している。「宿泊サービス」はプラス19.8%となった。
(和田崇彦 編集:田中志保)
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