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概要:[22日 ロイター]- - 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は22日、通期の純収入を23─25%増と予測し、従来の18─20%増から引き上げた。高インフレや景気後退の脅威に
[22日 ロイター]- - 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は22日、通期の純収入を23─25%増と予測し、従来の18─20%増から引き上げた。高インフレや景気後退の脅威にもかかわらず、消費者がカードでの支出を増やしている。
旅行と娯楽分野向けのカードでの支出が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始前の水準を初めて上回り、ミレニアム世代とZ世代による支出がほぼ50%増加したことから、第2・四半期のカード利用額は過去最高に達した。
1株当たり利益は2.57ドルで、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の2.41ドルを上回った。
ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・アシュレイ・シュルマン最高投資責任者(CIO)は「米国の社会経済環境は景気後退の不安に満ちているようだが、個人消費は過去18カ月間、増加傾向が続いている」と指摘し、「物価上昇は給与の増加よりも速いため、商品が賃金上昇に連れてさらに値上がりする前に、高額の耐久消費財を今、購入する方が得策かもしれない」との見方を示した。
ただ、経済状況の悪化でアメックスは貸倒引当金を4億1000万ドル計上した。前年は6億0600万ドルを戻し入れていた。
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