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概要:アクサスホールディングス<3536>(東証スタンダード)は、今年7月13日に今2022年3月期業績の上方修正と期末配当の増配を発表して年初来高値152円へ急伸し下値を確認する動きを続けてきたが、目先調
アクサスホールディングス<3536>(東証スタンダード)は、今年7月13日に今2022年3月期業績の上方修正と期末配当の増配を発表して年初来高値152円へ急伸し下値を確認する動きを続けてきたが、目先調整は一巡として割安修正買いが再燃している。株価の値ごろが、東証スタンダード市場の低位株ランキングで第66位、全市場ベースでも82位と極低位にランクされていることも、買い材料視されている。
■コロナ関連の衛生用品や家飲み需要関連商品が続伸
同社の今2022年8月期業績は、売り上げは期初予想の据え置きとしたが、営業利益を5300万円、経常利益を7300万円、純利益を6800万円それぞれ引き上げ、売り上げ116億7500万円(前期比1.1%減)、営業利益4億5000万円(同20.9%増)、経常利益3億700万円(同12.4%増)、純利益2億8000万円(同36.5%増)と見込み、増益転換率を拡大させる。小売事業では、新型コロナウイルス感染症関連の衛生用品や巣ごもり需要でインテリア、DIY用品、ガーデニング用品などが続伸し、卸売事業では家飲み需要に対応してウイスキーなどの販売策を強化、不動産事業でも賃貸物件の構造改革を進めたことなどが要因となった。
配当は、前期に前期業績が昨年4月の上方修正値を上ぶれて着地したことで年間3円(前々期実績2円)に増配し、今期は、期初に年間2円を予定していたが、今回の業績上方修正とともに年間4円に連続増配する。
■極低位値ごろからPER13倍、配当利回り3.2%の修正へ再発進
株価は、極低位値ごろから今期の四半期決算の発表のたびに2ケタ増益業績を手掛かりに上ぶれる場面もあったが、総じて100円台を出没する展開が続いた。それが、今回の業績上方修正とともに年初来高値152円まで36%高し、この高値が上ヒゲとなって120円台でもみ合いを続けてきた。売買高は一気に急増し、上値の戻り売りも想定されるが、PERは13.6倍、年間配当利回りも3.17%となお上値余地を示唆している。有配・極低位株人気も加わり、年初来高値152円奪回のチャレンジに再発進し、2021年4月高値165円も意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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