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概要:[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア中央銀行は10日、政策金利を9.5%から8.0%に引き下げた。150ベーシスポイント(bp)の引き下げ幅は市場予想を上回った。また、インフレが鈍化し景気が後退する中、さらなる引き下げの必要性を検討するとも述べた。
ロシア中央銀行は10日、政策金利を9.5%から8.0%に引き下げた。
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア中央銀行は10日、政策金利を9.5%から8.0%に引き下げた。150ベーシスポイント(bp)の引き下げ幅は市場予想を上回った。また、インフレが鈍化し景気が後退する中、さらなる引き下げの必要性を検討するとも述べた。
利下げは今年4回目。今週初のロイター調査では、ほとんどのアナリストが50ベーシスポイントの引き下げを予想していた。
中銀は声明で「年後半にも政策金利引き下げの必要性を検討する」と述べた。
ロシア国内銀のアナリストは、「インフレ率が予想より早く低下していることから、当局は以前考えられていたよりも積極的な行動を決定したようだ」とした。
中銀によると、7月15日時点のインフレ率は前年比15.5%に減速。2022年のインフレ率予測を前回の14─17%から12─15%に引き下げた。2024年にはインフレ率が目標の4%まで低下するとの見通しも改めて示した。
また、中銀は今年の国内総生産(GDP)成長率見通しをマイナス4─6%とした。4月下旬には8─10%縮小すると予想していた。一方、23年の成長率見通しはマイナス1─4%とし、最大3%縮小という従来予測を修正した。
中銀は「ロシア経済を取り巻く外部環境は依然として厳しく、経済活動を著しく制約している。消費支出は依然として低調だが、消費財の輸入が徐々に増加するなど、回復し始めている」と述べた。
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