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概要:[ウェリントン 18日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が18日発表した第2・四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比7.3%と市場予想を上回った。
ニュージーランド(NZ)統計局が18日発表した第2・四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比7.3%と市場予想を上回った。ウェリントンで2017年7月撮影(2022年 ロイター/David Gray)
[ウェリントン 18日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が18日発表した第2・四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比7.3%と市場予想を上回った。
第1・四半期の6.9%から加速し、7.6%の上昇率を記録した1990年第2・四半期以来、約30年ぶりの高水準を更新した。主に建設費や家賃の上昇がけん引した。
前期比では1.7%上昇し、第1・四半期の1.8%上昇からやや鈍化した。
ロイターのエコノミスト調査では、前期比の上昇率は1.5%、前年比は7.1%と予想されていた。
NZ準備銀行(中央銀行)は昨年10月時点で過去最低の0.25%だった政策金利を2.50%まで引き上げており、インフレ抑制には追加利上げが必要との見方を示唆している。
ASB銀行は、前年比のインフレ率はピークに達した可能性があるものの、依然として憂慮すべき高さだと指摘。「高インフレが定着するリスクがあるため、NZ中銀はインフレ圧力に対抗するため前倒しでオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を引き上げ、金融状況を制限的にする必要がある」と述べた。
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