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概要:日銀が12日に発表した6月の企業物価指数(速報値・2020年平均=100)は前月比で0.7%のプラスとなり、市場予想の0.5%・前回値の0.1%を上回りました。
日銀が12日に発表した6月の企業物価指数(速報値・2020年平均=100)は前月比で0.7%のプラスとなり、市場予想の0.5%・前回値の0.1%を上回りました。前年比では9.2%となり、市場予想の8.8%を上回りましたが、前回値の9.3%には届きませんでした。今回の数値は過去最高となり、16ヶ月連続で前年比を上回る結果となりました。
ロシアによるウクライナ侵攻が資源高に影響し、円安も相まって企業の輸入物価上昇に拍車がかかりました。
結果を受け、米ドル円は小幅に上昇しましたが、その後失速。現在は137.225付近です。本日のアジア時間序盤では下値余地が強い展開が見られます。米ドル円は昨日の米国時間で137.752の今年高値を更新。昨日のみで1.8円ほどの上昇となっていました。
テクニカル面では、米ドル円は日足10MAに沿って上昇幅を拡大し、昨日の今年高値更新となりました。日足RSIは70に達しておらず、バッファが残っています。
しかしながら週足ベースではすでにRSIが83まで到達しており、月足でも同様の水準です。日米の金利差が拡大する限り上目線ですが、調整下落に警戒しましょう。
昨日は先週末から続いた米ドルの独歩高でしたが、本日の欧州時間に向けて昨日の流れが引き継がれるのか、慎重に判断したいところです。
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