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概要:石油輸出国機構(OPEC)の6月石油生産量は日量2852万バレルとなり、加盟国と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」で合意した増産幅を達成できなかったことが、ロイターの調査で分かった。
7月1日、石油輸出国機構(OPEC)の6月石油生産量は日量2852万バレルとなり、加盟国と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」で合意した増産幅を達成できなかったことが、ロイターの調査で分かった。2020年4月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ロンドン 1日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の6月石油生産量は日量2852万バレルとなり、加盟国と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」で合意した増産幅を達成できなかったことが、ロイターの調査で分かった。
OPECプラス全体で6月に求められた増産幅は日量43万2000バレルで、このうちOPEC加盟10カ国が計画していたのは約27万5000バレル。ただ10カ国の実際の増産幅はわずか2万バレルにとどまった。
加盟10カ国の6月の減産順守率は、5月の178%から253%に上昇した。
6月に供給が最も落ち込んだのは日量17万バレル減となったリビアで、内戦が影を落とした。リビアは協調減産の枠組みからは除外されている。
次いでナイジェリアが8万バレル減少。不慮の事態や保守点検上の理由で生産が一部停止した。
一方、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートは合計で13万バレル生産を増やした。
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