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概要:29日に経済産業省が発表した日本の5月小売業販売額は、前年比で3.6%増となり、3ヶ月連続で増加しました。
29日に経済産業省が発表した日本の5月小売業販売額は、前年比で3.6%増となり、3ヶ月連続で増加しました。民間調査機関の事前予想では3.3%増となっていただけに、消費の強さが伺える結果となりました。
業種別では、百貨店などの商品小売業が20.7%増(前年比)と大きく伸び、織物・衣服が11.8%増(前年比)でした。
業態別では、百貨店が前年比で55.3%増、コンビニは3.5%増、ドラッグストアは1.6%増となりました。一方、ホームセンターは3.9%減、家電専門店は3.3%減となりました。パンデミックによる行動制限が緩和され、在宅需要からレジャー機会の増加により、外出先を意識した経済活動が活発化している背景が見られます。
為替市場は、昨日の円安傾向を踏襲し、対円で米ドルとオセアニア通貨が強含んでいます。米ドル円は、昨日安値の135.110から136.382まで約1.2円ほど上昇。時間足のフィボナッチ・リトレースメントで直近安値から78.6%まで回復しています。
テクニカル面でも、米ドル円は時間足20MAに下値を支えられる形で反発しており、RSIも70手前で上昇余力を残しています。ただ、すべてのクロス円が上向いている訳ではなく、ポンドやユーロなどの欧州通貨は対円で弱含んでいるため、本日米国時間での要人発言に注意しつつ、米債金利動向を確認しながら静観したいところです。
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