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概要:29日の東京市場でドル・円は反落。 日米中銀による金融政策の方向性の違いでドル買い・円売りに振れ、午後の取引で一時136円27銭まで値を切り上げた。 ただ、欧州中銀(ECB)の過度な利上げ期待の後退で
29日の東京市場でドル・円は反落。
日米中銀による金融政策の方向性の違いでドル買い・円売りに振れ、午後の取引で一時136円27銭まで値を切り上げた。
ただ、欧州中銀(ECB)の過度な利上げ期待の後退でユーロ・円が急落し、ドルは135円76銭まで失速した。
・ユーロ・円は143円41銭から142円50銭まで下落した。
・ユーロ・ドルは1.0535ドルから1.0486ドルまで値を下げた。
・17時時点:ドル・円136円00-10銭、ユーロ・円143円00-10銭
・日経平均株価:始値26,814.23円、高値26,858.68円、安値26,687.47円、終値26,804.60円(前日比244.87円安)
【要人発言】
・メスター米クリーブランド連銀総裁
「インフレ抑制には金利の上昇が非常に重要」
「年内に多少の成長減速を予測」
・シムカス・リトアニア中銀総裁
「データが悪化すればオプションとして7月の0.50%利上げを求める」
「9月会合では0.50%利上げの可能性が非常に高い」
・レーンECB専務理事
「インフレ高進と低成長のリスクに直面しつつある」
・黒田日銀総裁
「金融政策は緩和的であり続けるだろう」
「企業は価格や賃金の引き上げに非常に慎重」
「賃金はあまり増えず、物価もあまり上昇しなかった」
【経済指標】
・豪・5月小売売上高:前月比+0.9%(予想:+0.4%、4月:+0.9%)
・ユーロ圏・5月マネーサプライM3:前年比+5.6%(予想:+5.8%、4月:+6.0%)
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