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概要:[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日発表した5月のマネタリーベースの平均残高は前年比4.6%増の680兆0213億円となった。大規模金融緩和の継続で残高は歴代2位の高水準となる一方、新型コロナウイ
[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日発表した5月のマネタリーベースの平均残高は前年比4.6%増の680兆0213億円となった。大規模金融緩和の継続で残高は歴代2位の高水準となる一方、新型コロナウイルス対応の資金繰り支援が積極的に行われた前年の反動で伸び率は2020年5月以来の低い伸びとなった。
内訳は、日銀当座預金が5.0%増の554兆8443億円でこちらも20年5月以来の低い伸び。紙幣は3.3%増の120兆2230億円。貨幣は1.7%減の4兆9540億円。現金両替時の手数料徴収が各金融機関で広がっており、過去最大の減少率を更新した。
5月末のマネタリーベース残高は673兆3977億円で歴代3位の高水準。日銀当座預金は548兆7882億円。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。
(和田崇彦)
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