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概要:[オタワ 31日 ロイター] - カナダ統計局が31日発表した2022年第1・四半期の国内総生産(GDP)は年率換算で前期比3.1%増となり、アナリスト予想の5.4%増を下回った。カナダ銀行(中央銀行
[オタワ 31日 ロイター] - カナダ統計局が31日発表した2022年第1・四半期の国内総生産(GDP)は年率換算で前期比3.1%増となり、アナリスト予想の5.4%増を下回った。カナダ銀行(中央銀行)予想の3.0%とほぼ一致し、6月1日に見込まれている大幅な利上げに影響する可能性は低い。
成長率は前2四半期から減速した。カナダ統計局によると輸出量が2.4%減ったのが響いた。
今年4月の実質GDP速報値は前月比0.2%増。中古不動産販売の落ち込みを、鉱業と石油・ガスの増加が補った。3月のGDPは0.7%増と、予想の0.5%増を上回った。
中銀は6月1日の政策決定会合で政策金利を1.0%から1.5%へ引き上げる見通し。4月の消費者物価指数が前年同月比6.8%上昇と30年ぶりの高水準を記録したことを受け、インフレ抑制に向け積極的に行動する方針を示していた。
デジャルダン・グループのマクロ戦略部門の責任者、ロイス・メンデス氏は投資家向けのメモで「31日のデータは市場予想から外れたが、1日のカナダ中銀の50ベーシスポイント(bp)利上げ方針を変えるものではないはずだ」とし、「経済は過熱しており、政策金利はまだ低過ぎる。金融政策を正常化する時だ」とコメントした。
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