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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(126.80/83円)から小幅に上昇し、127.00/02円で推移している。実需によるドル買いフローや時間外取引の米長期金利の上昇を背景に一時127.21円まで上昇。その後は米景気減速懸念がくすぶる中、利益確定売りに押され、ドルは伸び悩んだ。
[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(126.80/83円)から小幅に上昇し、127.00/02円で推移している。実需によるドル買いフローや時間外取引の米長期金利の上昇を背景に一時127.21円まで上昇。その後は米景気減速懸念がくすぶる中、利益確定売りに押され、ドルは伸び悩んだ。
5月25日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(126.80/83円)から小幅に上昇し、127.00/02円で推移している。写真は米ドル紙幣。2月14日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
市場関係者によると「前日のドル安の反動から、ユーロや円に対してドルの買い戻しが一時的に広がった」(アナリスト)ものの、足元の米経済指標の悪化など景気減速懸念がくすぶる中、引き続きドルの上値は重い。
また、米連邦準備理事会(FRB)高官から「(今後の利上げペースについて)修正するような発言がでてくるなど、ソフトランディングを意識して金融引き締めを進めていく可能性から米金利が頭打ちとなり、ドルの調整が入りやすい」(外銀)という。
クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏は「125円前後までの調整はあってもおかしくない」とみる。ただ、依然として地政学リスクが継続しているほか、日本の国際収支の改善や金融政策の修正がない限りは、125円を大きく下回るような本格的な調整は入りづらいと予想する。
今晩発表される5月3―4日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、今後の利上げペースを巡る議論が注目されている。ただ、米経済指標が悪化し始める前の会合となり、米景気減速に対する議論などがでていなければ、現状とは異なるとの認識から材料視されない可能性がある。
ユーロ/ドルは弱含み。欧州中央銀行(ECB)の早期利上げ観測を背景にユーロは上昇していたものの、「短期筋が一旦利益確定売りに動いたようだ」(前出のアナリスト)との声が聞かれた。
ニュージランドドルは対ドル、対円で堅調に推移した。ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)が50ベーシスポイント(bp)の利上げに踏み切ったことに加えて、声明文で追加利上げに前向きな姿勢を示したことから、ニュージランドドル買いが強まった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 127.00/02 1.0707/11 135.99/03
午前9時現在 126.72/74 1.0731/35 136.00/04
NY午後5時 126.80/83 1.0734/38 136.15/19
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