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概要:東京株式市場で日経平均は、前営業日比70円34銭安の2万6677円80銭と、続落して取引を終えた。前日の米国市場でハイテク比率の高いナスダックが下落しており、売り優勢で始まったが、その後は下げ渋った。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(5月3─4日開催分)の公表を控え、手掛かりに乏しく方向感を欠いた。
[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比70円34銭安の2万6677円80銭と、続落して取引を終えた。前日の米国市場でハイテク比率の高いナスダックが下落しており、売り優勢で始まったが、その後は下げ渋った。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(5月3─4日開催分)の公表を控え、手掛かりに乏しく方向感を欠いた。
5月25日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比70円34銭安の2万6677円80銭と、続落して取引を終えた。写真は東京証券取引所。都内で2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
日本株は前日の米国市場でハイテク株安となる中、マイナスでスタートした。一時170円11銭安の2万6578円03銭円に下落した。売り一巡後は下げ渋り、プラスに浮上する場面もあった。時間外取引の米株先物や中国株が小じっかりで推移し、相場を支援した。
ただ、上昇は勢いづかなかった。きょう予定されるFOMC議事要旨の公表や米企業の決算発表を控えて「手控えの口実になりやすい」(国内証券)との声も聞かれた。午後には、日経平均は前日終値を挟んで一進一退となった。
市場では「日本株は特段の売る理由がなく底堅いが、2万7000円付近では戻り売りが出やすい。買い材料もない中で、積極的な売買は手控えられたようだ」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.09%安の1876.58ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆7190億5800万円だった。東証33業種では、値上がりは不動産業や海運業、電気・ガス業など18業種で、値下がりはその他製品や水産・農林業、サービス業など15業種だった。
個別では、一部証券会社が投資判断を引き上げた東レがしっかりだったほか、産業革新投資機構(JIC)が買収を検討しているとの一部報道があった東芝は、後場に一段高となった。
東京エレクトロンが小じっかりだった半面、アドバンテストは小安く、半導体装置関連はまちまち。任天堂、ソフトバンクグループは軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが640銘柄(34%)、値下がりは1114銘柄(60%)、変わらずは83銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26677.80 -70.34 26711.53 26,578.03─26,795.89
TOPIX 1876.58 -1.68 1876.11 1,867.45─1,883.96
東証出来高(万株) 116492 東証売買代金(億円) 27190.58
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